ボーナスが入った日にしたこと
タバコをやめたのは、ふと思い立って、というよりは、自分の生活を一度根本から見直そうと思ったからでした。吸わなくなって分かったのは、自分の行動や思考が、いかに「なんとなく」の習慣に縛られていたか、ということです。一つ断つだけで、見える景色が少し変わった気がしました。
ある日、ボーナスが入りました。銀行のシャッターが開くのを待ち、引き出す。このお金の使い道は、数日前から決めていました。
1. まずは児童手当の口座へ、必要な分を戻す。これで最低限のけじめをつける。
2. 手元に残った分は、投資と貯蓄に分ける。
3. 一部はオルカン(全世界株式インデックスファンド)を購入し、来月からの積立設定も済ませる。
4. 残りの分は、別の口座へ「先取り貯金」として確実に移す。
決して派手な運用ではありません。ただ、入ってきたお金の行き先を、自分の意志で先に決めてしまう。それだけのシンプルな仕組みです。
まだ道半ば、それでいい
正直に言えば、これで何かが「終わった」わけではありません。借金がすべて消えたわけでもないし、ローンも残っています。むしろ、やるべきことは山積みです。だから、今日という日を何か特別な「完了」のように美化するつもりはありません。
ただ、自分で決めたラインを、自分の手で越えた。これまで「返済」という守りに必死だった自分から、「資産形成」という攻めを並行して考える自分へ。未完成な家計のまま、エンジンだけは無理やり始動させた——そんな感覚です。
「メルカリ貯金」という緊急避難口座
家計の目標として、「車のローンを年内に完済すること」と「貯金を100万円作ること」を立てました。売電収入などの臨時収入が入るたびに、迷わず貯蓄用口座へ入金する。ローン繰上げ返済分と、貯蓄分とを、毎月確実に積み上げていく。
ミニマリストとして無駄を削ぎ落とし、簿記を学ぶ中で得た「資産を管理する」という視点。それらを総動員して、まずは負債というノイズを消し去ることを優先しています。
ちなみに、急な出費への備えとして「メルカリ貯金」を別枠で設けています。不用品を売って貯まった資金が、その防衛ラインです。どうしても断れない飲み会などは、ここから捻出するルールにしています。「モノを減らした分で、人との時間を買う」。負債を返済しながらも、こうした工夫で精神的な余裕をキープしていくのが、今のスタイルです。
今の積み上げが、来年の土台になる
目の前には、まだ返すべきものが残っています。それでも、資産を作ることを先延ばしにはしませんでした。「いつか余裕ができたら」と待つのは、もうやめる。今の自分にできる最適解を選び、淡々と実行する。自分の家計を、自分自身で経営していく——今のこの積み上げが、来年からの本格的な資産形成の強固な土台になるはずだと信じています。

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